Guide — Recovery Rate
競馬の回収率とは?
回収率とは、「投資した金額に対して、いくら戻ってきたか」をパーセンテージで表した数値です。 100%を超えればプラス収支、下回ればマイナス。シンプルですが、馬券の成績を評価する最も重要な指標です。
回収率の計算式
回収率(%) = 払戻金の合計 ÷ 投資額の合計 × 100
計算例
投資額: 10レース × 1,000円 = 10,000円
払戻金: 3レース的中で合計 8,500円
回収率: 8,500 ÷ 10,000 × 100 = 85%
この場合、1,500円の赤字(85% < 100%)
回収率は的中率とは別の指標です。 10回中1回しか当たらなくても、その1回が大きな配当なら回収率は100%を超えます。 逆に的中率50%でも、低配当ばかりなら回収率は100%を下回ります。
JRA公表の平均回収率
JRAでは馬券の売上から一定割合を控除(テラ銭)として差し引きます。 そのため、全購入者の平均回収率は必ず100%を下回ります。
馬券種別・控除率と理論回収率
| 馬券種 | 控除率 | 理論回収率 |
|---|---|---|
| 単勝・複勝 | 20.0% | 80.0% |
| 枠連・馬連・ワイド | 22.5% | 77.5% |
| 馬単 | 25.0% | 75.0% |
| 三連複 | 25.0% | 75.0% |
| 三連単 | 27.5% | 72.5% |
何も考えずにランダムに賭け続けると、理論上この回収率に収束します
つまり、何も考えずに馬券を買い続けると、全員の平均で約75〜80%に落ち着きます。 回収率100%を超えるということは、この「全体平均」を上回る必要があるということです。
回収率100%超えのために必要な考え方
回収率を100%以上にするには、「オッズに対して実際の的中確率が高い馬券」を見つけ続ける必要があります。 これは期待値(Expected Value)の概念そのものです。
期待値と回収率の関係
期待値 > 1.0
回収率100%超の見込み
期待値 < 1.0
回収率100%未満の見込み
期待値がプラスの買い目だけを選び続ければ、長期的に回収率は100%を超えます。 詳しくは期待値ガイドを参照してください。
合成オッズで「買いすぎ」を防ぐ
回収率が下がる最大の原因は「買い目の点数が多すぎること」です。 点数が増えるほど合成オッズは下がり、当たっても利益が出にくくなります。 合成オッズが損益分岐点を下回っていないか、必ず確認しましょう。
買い方別・回収率の傾向
馬券の種類や買い方によって回収率の傾向は異なります。一般的な特徴を整理します。
回収率を安定させる資金管理
回収率100%を超える買い目を見つけても、1回のレースに全資金を投入すれば破産リスクがあります。 長期的に回収率を安定させるには、1レースあたりの賭け金を適切にコントロールする必要があります。
ケリー基準による資金配分
ケリー基準(Kelly Criterion)は、 期待値がプラスのとき「資金の何%を賭けるべきか」を数学的に算出する方法です。
Kelly% = (期待値 − 1) ÷ (オッズ − 1)
ケリー基準に従えば、破産を避けながら回収率を最大化できます。 ウマカルクの賭け金アドバイザー機能では、ケリー基準をベースにした資金配分を自動計算します。
回収率を上げるための3原則
- 期待値プラスの買い目だけを買う — 感覚ではなく数値で判断
- 点数を絞って合成オッズを高く保つ — ボックスよりフォーメーション
- 1レースの賭け金を資金の5%以内に抑える — ケリー基準の半分が安全圏